退職エントリー|電力会社を辞めた奴

こんにちは、アビ(@chan_abi_blog )です。

新卒入社から約4年間(2017.4〜2021.1)、勤めた会社を退職しました。

本記事では退職した理由や、今後の活動予定について、いわゆる退職エントリを書いてみようと思います。

会社を辞めようか悩んでいる方、とくにインフラ系お仕事の方は、共感できる所が多いと思いますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。

今までの仕事について

タイトルにある通り、私は電力会社に勤めていました。

どのような業務に携わっていたのか、書ける範囲で紹介していこうと思います。

配電設備の保守・点検

入社してからの二年間は、配電設備の保守・点検に携わっていました。

電力会社によって期間は異なるかもしれませんが、どこも数年に一度、一本ずつ点検しています。

双眼鏡を片手に歩くのどかな田舎道は、とても気持ちがいいものです。

しかし時には電柱に昇って点検することもあれば、険しい山道に入って樹木を伐採する力仕事もあります。

特別楽しいわけではないけれども、別に辛くもない、そんな二年間を最初の事業所で過ごしました。

配電設備の検査

三年目に転勤になり、仕事内容が少しだけ変わりました。

今度は見る対象が電柱から、家屋に伸びている低圧線(引込線)にシフトです。

皆さんの家にも、上図のように電気を送るための線(引込線)が、取り付けてあるはずです。

それらの設備をチェックするお仕事ですが、基準を満たしていなければ、指導やダメ出しをしなければならないため、憎まれポジションだったと思います。

工事会社のおっちゃん方に不良工事のやり直しを依頼する時は、相手に納得してもらえず、電話越しにバトることも度々ありました。

相手によっては最初から喧嘩腰でくるので、その厄介さを例えると、初対面であるにもかかわらず、いきなりラリアットをかまされた衝撃があります。

煽り耐性&スルースキルが必須なお仕事ですね。

ただこの期間に学べた交渉術は、フリーランスになった今に活きているので、苦労した甲斐があったと思っています。

退職理由について

退職理由を一言で表せば、「やりたいことができた」からです。

弊ブログは、いかにも労働アンチのようなタイトルになっていますが、私が会社を辞めると決めた時、仕事内容や会社が嫌いだったわけではありません。

むしろそれなりに居心地がよく、恵まれた環境に満足していた程です。

それでも退職するという決断に至ったのは、それ以上にやりたいことがあったからなんですね。

やりたいこと1:WEBライターを仕事にする

これからはWEBライターとして生計を立てる予定です。(複業としてWEBデザイナーもぼちぼちやってます。)

今まではお金のために働いていたので、これからはお金のためになるような記事を書きたいと思っています。

まだまだ未熟ではありますが、一生をかけて極めたいと思う仕事に出会えたのは、とても幸運なことですね。

なぜWEBライターをやってみたいのか、どうやってなったのか、詳細を深掘りしていくと長くなりますので、別記事にまとめたいと思います。

やりたいこと2:バックパッカーをもう一度

2017.3 ベネチアにて (撮影:友人)

今のコロナ禍(2021.3)では難しいですが、情勢が落ち着いたら、すぐにでもバックパッカーとして世界一周に挑戦したいと思います。(できれば30歳までに)

せっかくWEB系フリーランスという柔軟な働き方ができる職種なのに、これを行使しない手はありません。

学生時代は長期休暇を利用してヨーロッパを中心に放浪していましたが、今後はもっとグローバルに、例えばトラリピの決済利益だけでその国を放浪してみるのも面白そうです。

上画像は卒業旅行の写真で、社会人になる1ヶ月前、ベネチアで黄昏ている私です。

当時、この瞬間に何を思っていたのか、今でも思い出すことが出来ます。

あぁ日本に帰りたくねぇ…(;▽;)

間違いなく、このように思っていたはずです。

日本に帰れば、新社会人としてひたすら労働に明け暮れる毎日が待っているので、この美しい水の都に沈没(※)したいと思ったほどです。

※沈没(バックパッカー用語)→居心地の良さに旅を中断して、1都市に長期滞在すること。

やりたいこと3:フリーランスとして生計を立てたい

やりたいことはフリーランスです!

というのもおかしな話で、いやいや、何の?^^;ってなりますよね。

好きな食べ物を聞かれて、炭水化物と答えるようなものです。

簡単に言えば、完全に実力勝負の世界で、生きるも死ぬも自分次第、そんなフリーランスという生き方に憧れがありました。

私は決してデキる会社員ではありませんでしたが、年功序列の給与形態が肌に合わなかったというのも理由の1つです。

電力会社にありがちなこと

電力会社ならではのあるあるネタを挙げていこうと思います。

私だけかも知れませんが、普段見えない世界の独特なあるあるって、興味をそそられますよね。

電力会社に就職しようか悩んでいる就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

あるある1:地方では人気がち

○○電力に勤めてます!

たったこの一言だけで、地方の住民(特にご年配の方々)に、抜群の耳障りを与えてしまうことが多々ありました。

ほぉ〜いい会社だねぇ〜立派だねぇ

しかし実態は、全くそんなことないです。

いや会社は立派かも知れませんが、私自身はそうではありません。

平均して年1回ペースで再発防止案件(通称:やらかし手形)を抱えましたし、同期と比べても成長は遅い方で、むしろ3年目で成長が止まった気がします。

また同部門の大卒以上で、電験(電気のすごい試験)を受験してないのは恐らく私だけで、同時期の私といえば、世界遺産検定のような趣味資格を取ってました。(今年2級受験予定)

あるある2:給料高いと思われがち

電力会社の給料は高そうに思われますが、低くはないけど、高くもないというのが正直な感想です。

たまに大学時代の同級生と会った時は、よくボーナスの話題になりますが、これに関しては勝った記憶がありません。

ボーナスいくらだった?
え?w 低くね?www
おっしゃ、君ん家の電気停めとくわw

こんなやりとりが、毎回の定番になっていました。

電力会社の社員の方は、この気持ちわかっていただけると思います。

またこの辺の詳しい給与事情は、電力会社の元モンスター社員、ひつじ先輩さん(@n_fx) が語られています

記事中では、年度ごとの年収と残業時間も公開してあるので、就活生はとても参考になると思います。

ちなみに私の場合は、4年目で年収520万円でした。

一見すると、結構な額だと思います。

ただ残業時間がその分多く、毎月36協定の限界ギリギリまで仕事して、月に2〜3回ある当直手当込みです。

平均時給は大体2200円ぐらいだったので、悪くないですが、専業ライターになった今とそんなに変わりません。

あるある3:「安全」強すぎがち

現場仕事において、安全はとても強力なキーワードです。人命に関わることなので、当然ですね。

何かしらの揉め事があっても、「安全のため」という大義があれば、基本的に勝敗は決します。

例えば私の場合、次のように使うことがありました。

あかん…この設計書、納期に間に合わない…

まぁこうなった時点で、上司に報告しとけよって感じなのですが、それが出来ていれば苦労はしません。

〇〇くん、あの設計書どうなった?

上司に聞かれたら、こう切り返しましょう。

いやー、普通の設計ならとっくに終わってるんですけどね…

まぁ見て見ぬ振りはできぬというか、、、(^_^;ゞ

公衆安全のために、いつも以上に慎重に取り組んでいます!

大体これで追求を免れてきました。

こう言われれば上司としても、なら仕方ないな、と言わざるを得ません。

こんな感じで、安全を免罪符にするので合えば、以下を抑えておくと効果的です。

伝えるポイント
  • さりげなく出来てない事実を伝える
  • 責任感と使命感を匂わせて頑張ってますアピール
  • 嘘はついていない

使ったとしても嘘ではないので、罪悪感を感じにくいのも良いですね。

ちなみに似たカードとしては、「コンプライアンス」「個人情報」「電技違反」があり、発言にこれらのキーワードを少し含ませるだけで、一気に自分の正当性を高める効果があります。

あるある4:デキる社員は多いがち

どの部門を見ても、社員はデキる人が多いイメージがありました。

私が劣っていただけで、相対的に周りがレベル高いというのも勿論ありますが、それにしてもです。

特に高卒・高専卒は、学年のトップ層が推薦で入社されるケースが多いです。

ですので、ずっと低空飛行で留年すれすれの学生だった私とでは、能力値が根本的に異なるわけですね。

私がマサラタウンを出発して5分で出くわすポケモンだったのに対し、皆さんはバッジ5〜6個目でようやく出会えるポケモン、そんな感じのレベル差と考えてください。

また高卒・高専卒の方は、若手のうちは現場勤務がメインになりますが、現場作業をバリバリこなせる人ほど、本部に配属されるようになります。

現場をこなせる人ほど、現場から離れた仕事に回される…この構造の既視感の正体は「進撃の巨人」だと最近気づきました。

進撃の巨人:コミックス4巻より

優秀な人材が本部に引っ張られれば、必然的に現場は手薄になり、仕事が回らなくなってしまいます。

ですので現場社員は、上画像の吹き出しと同じ不満を本部にぶつけていましたね。

仕事を辞めようか悩んでいる方へ

(自分の人生、こんなんでいいのかな?)

(自分には、もっと輝ける道があるんじゃないかな?)

といった感じで、自分の人生に対して、なんとなく不満や疑問を抱くことがあると思います。

特に25〜30歳あたりの年代にその傾向は強く、心理学用語でクォーターライフクライシスというみたいですね。

だいたいその年齢になると、周りが結婚したり、仕事に慣れて将来の予測がついたり、漠然とした焦燥感が生まれる時期なんだと思います。

私も入社3年目くらいの時期に、今後の人生について少し考えるようになりました。

その時にやったこと、感じたこと、得た経験など、持論と偏見を添えて語りたいと思います。

何らかの交流会に参加してみる

会社を辞めたいけど、やりたいことが分かりません…という人も多いと思います。

そういう時におすすめなアクションプランは、何らかの交流会に参加してみることです。(今はコロナで厳しそうですが)

私もほぼ月1のペースで、様々なセミナーやオフ会に参加しましたが、中でも一番おすすめなのが、異業種交流会です。

異業種交流会のポイント
  • 年代も業種もバラバラで価値観が固まっていない
  • どの職業にも特有の悩みがあることを知れる
  • 意外と自分の環境が恵まれていることに気づける

改めて自分の環境を再認識したり、少し変わった生き方をしてる人に出会えたりします。

そして多くの人と知り合ううちに、自分もこんなふうに生きたい、と参考になる人に出会えればラッキーですね。

また、どちらかといえば転職セミナーのような営利的なものではなく、共通の趣味を通じて参加者同士の交流が多い環境がおすすめです。

私は有名どころで言えば、あっきんさん(@_akkin_nara)が主催されるワークショップに行ってきました。

年齢関係なく投資仲間ができるので、初心者・経験者問わずおすすめです。

最初の1円を稼いでみる

興味ある仕事があれば実践してみること、できれば最初の1円を稼げるまでやってみることを強く推奨します。

今はブログ・YouTube・クラウドソーシングサイト、稼げる環境が多様化しているので、個人でも十分に実践可能です。

また最初の1円を稼ぐことがどれほど難しいのか、副業経験者の方はよくご存知だと思います。

稼ぐために何のスキルが必要なのか、自分で主体的に行動して試行錯誤する過程には、多くの学びがありますよね。

その仕事に対して、適性もある程度見えてくると思います。

1ヶ月ブログ頑張ったけど、1円しか稼げなかった…

たまにこんな感じで嘆く人もいますが、この段階では、稼ぐ金額はどうでも良いんです。(ちなみにブログ始めて1ヶ月で1円も稼げば、とても筋のいい方です。)

それより大事なことは、取り組んできた内容に対してどう感じたのかであり、楽しさや適性を見いだせれば、結果とお金は後から付いてきます。(たぶん…)

全然稼げなかったけど、自分なりに考えて書く記事は楽しかったなぁ…

こんな感じで、これだと思う仕事に巡り会えれば、その瞬間には退職へのカウントダウンが聞こえているはずです。

譲れないポイントはありますか?

やりたい仕事が見つからなければ、何か一つ譲れないポイントを見出してはいかがでしょうか?

収入・福利厚生・安定性・やりがい、などなど重視しているポイントは人それぞれ違いますよね。

私の場合は、ライターのお仕事が「楽しい」からです。

ブログから始まり、書くこと、考えること、読んでもらうこと、これら全てを楽しく感じています。

よく言う話で、仕事選びの本質は、恋愛に似ていると聞いたことはないでしょうか?

男性目線で話しますと、彼女さん(奥さま)に惹かれる理由は様々ありますよね。

優しくて、愛嬌があって、料理上手で、子供好きで、学生時代から苦楽を共にしていて…

でもここで、本田翼ちゃんと比べたらどうでしょうか?

「可愛い」という1点だけで、上記の様々な要素を打ち消しかねませんよね。(私だけかもしれませんが)

私がライターを選んだ「楽しい」と言う理由も、これと同じだと思います。

たとえ単価が安くて、不安定で、休みがなくても、「楽しい」という1点だけで、選んでしまいました。

もちろん、全ての要素を考慮した上で、今の相手(仕事)が運命の人だ!と断言される方もいらっしゃると思います。

それはそれで、とても素晴らしいことです。

私も男として、そうありたく思います。

ただ、もし自分にとって譲れないポイントが見つかったのであれば、その1点に賭けてみるのも面白い生き方かもしれませんね。

おわりに:アビ先生の次回作にご期待ください

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

とてもシンプルに内容をまとめると、「若造が会社辞めた」になります。

これだけのことにも拘らず、久しぶりのブログ記事が楽しすぎて、ついつい思ったことを書いてしまいました。

また、できるだけ多くの方の参考になればと思いつつ、半分は自分のためというのもあります。

懐かしい匂いや音楽にふれた時、その当時のことを思い出してしまうように、ライターになった今の気持ちを思い出せる場所を作ろうと思ったからです。

なのでこの記事は原則リライト禁止です。この空気感とエモさを保存します。

今後はWEBライターの傍ら、週1ペース(目標)でブログ記事を執筆する予定です。

特に収益やPVも気にせず、趣味として楽しみながら、将来的には名刺代わりのサイトができればいいな、ぐらいに考えています。

もし気に入っていただけましたら、今後とも読んでいただけると嬉しい限りです。

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