こんばんわ、ちゃん∽アビ(@hiro32363261 )です。

みなさんはポーランドという国をご存知ですか?

なんとなくヨーロッパ北側の国ぐらいのイメージだと思います。

ポーランドはヨーロッパ圏にある国なので当然EU加盟国なのですが、ユーロ通貨を使用しておらず、代わりにポーランドズロチという通貨で経済が回っています。

それがどうしたと言われそうですが、EU加盟国でありながらユーロ通貨を使用していない件セミリタイアの足がかりを見つけたので紹介致します。

かねてよりセミリタイアに向けた投資ネタを発信する弊ブログですが、その中で最も安定かつ期待できる収入源がユーロ・ズロチの変則サヤ取りです。

ポーランドズロチとは

ポーランドの政策金利は1.5%

ポーランドは4年間にわたり政策金利を1.5%に設定しています。

これはニュージーランドや少し前のオーストラリアに並ぶ高金利のため、ある程度のスワップポイントを期待することができます。

※スワップポイントとは?という方へ

ではどこの証券会社でポーランドズロチの運用ができるのか。

まだまだポーランドズロチを扱っている証券会社は少ないですが、『FXプライムbyGMO』では取り扱っています。


現在FXプライムbyGMOでは、ズロチ/円のスワップポイントは15円/日なので、単純にスワップ投資としても魅力的だと思います。

ただトルコリラやメキシコペソのような新興国通貨と比べると劣るので、スワップ投資のみに徹するであれば、私はメキシコペソを推奨します。

国債格下げの評価も高い

ポーランドの強みの一つに国債格付け評価が高いことが挙げられます。

国債格付けが高評価=その国の経済が今後も堅調であるということであり、投資しても比較的安全と言えます。

逆に格付けが低い=財政破綻の恐れがあり、例えばジンバブエドルのように、紙幣が突然紙クズになることもあり得ます。

※国債格下げに関する記事はこちらを参考にどうぞ

現在のポーランドは、国債格付け会社からA評価で投資適格級という判断をされているため、よほどのことがない限りは財政破綻はあり得ません。

ユーロと強い相関関係

ポーランドズロチはユーロと強い相関関係があります。

ポーランドの貿易は多くがEU圏内で完結するため、必然的にズロチの流出先もEU圏内に限られるため、ユーロとズロチの結びつきは非常に強いというわけです。

ここからユーロ円とズロチ円を見比べてみます。

チャートから両通貨を見比べると相関係数は0.943%と非常に高く、過去10年間で最大乖離率は15%、つまり値動きのほとんどが連動しています。

ユーロ円がやや先行した動きであることから、ユーロが動く→合わせてズロチも同じ動きをしていることが分かります。

また後述しますが、ズロチ円のレートを約4.3倍すればユーロ円の値と同じになるので、ズロチはミニユーロとも考えることができます。

ポーランドがユーロを導入しない理由

ポーランドはEU加盟国でありながら、ユーロ通貨を導入していません。

その最たる理由は、ユーロを導入することは景気動向の舵取りをEUに委ねることになるからです。

一般的に国の景気を操作するなら、自国の政策金利や為替レートを調整することが効果的ですが、ユーロという共通通貨を導入すれば調整が難しくなります。

ユーロを調整する権利は当然EU本部にあるからね…

実際ポーランドはリーマンショックの不況時に、為替レートを調整できたのでズロチの価値は下がりませんでした。

リーマンショック前後のズロチとラットの対ユーロ為替相場の推移

グラフのポイント:1
  • ユーロ/ズロチ>4.5…リーマンショック前
  • ユーロ/ズロチ<3.0…リーマンショック直後

ユーロ/ズロチ4.5あった水準がリーマンショック時に3.0を割っています。

これはユーロだけ減価していくのに対し、ズロチは価値が変動していないためです。

ユーロ/ズロチを分数で考えると、分子だけ小さくなり分母は不変なので、ユーロ/ズロチ(青線)は下落することになります。

グラフのポイント:2
  • リーマンショック前後でユーロ/ラットの水準は一定

一方リーマンショック直後にユーロ通貨を導入したラトビアは、『ラット』という自国通貨の価値を大きく下げました。

ユーロ/ラット(赤線)が、当時ユーロとラットどちらの価値も等しく減価したため、リーマンショック時には横ばいを保っています。

ラトビアの通貨『ラット』が減価した理由は、ユーロ通貨を導入により、為替レートの調整が行えなかったためであり、これによりラトビアは大きく経済打撃を受けました。

ユーロ・ズロチのサヤ取りは安定した収入源になるか

通貨が連動していることは分かったけど、それに何の意味があるん?

と思った方も多いはず。

ここからが本記事の主題で、両通貨の連動する値動きを狙ったサヤ取りを行います。

※サヤ取りについての解説はこちらを参考にどうぞ

つまりズロチ円とユーロ円を両建てして為替損益を相殺し、スワップ金利だけ抜き取るという変則的なサヤ取りです。

だいたいズロチ円×4.3=ユーロ円になるので、買いポジションと売りポジションを以下の比率で持ちます。

これで為替値動きは相殺された上で、ズロチ円の買いポジションだけ安定して受け取ることができます。

ここまで都合よく、変則的なサヤ取りが組めるのは以下の条件が揃っているからです。

グラフのポイント:2
  • 1つの証券会社(FXプライムbyGMO)でサヤ取り可能
  • 買いスワップが15円で比較的高い
  • 売りスワップが0円で負担なし
  • 過去10年間の連動した値動き

ユーロ・ズロチ変則サヤ取りの利回りと必要資金

ロスカットされないための条件

利回りを検証するにあたり、必要資金から考えてみます。

スワップサヤ取り投資では、ロスカットされないことが最優先なので、ロスカット回避する運用資金を計算してみました。

またロスカット=含み損を最大に抱えた時なので、含み損を最大に抱える時はユーロとズロチが最大に乖離した時です。

直近10年間の最大乖離は2009年2月でユーロ/ズロチ:4.83でした。

この時点でロスカット(維持率80%割れ)を回避できる運用を目指しました。

維持率シミュレーターから、20万円の運用資金があれば、ロスカットされずに運用できそうです。

そもそもサヤ取りは両建てが前提なので含み損を抱えないのですが、異通貨による変則サヤ取りなので、ある程度は仕方ありません。

利回りを検証

ここまでの内容から利回りが割り出せそます。

グラフのポイント:2
  • 必要資金は20万円
  • 64円/日のスワップポイント

1日あたり64円のスワップポイントになるため、1年間で23360円になります。

つまり利回りは約11.7%になります。

含み損も多く抱えず、毎日安定してスワップポイントを受け取ることができるので、セミリタイア生活を目指す方に是非おすすめしたい投資手法です。

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